水墨画趣味入門
墨一色の水墨画を始めましょう。
水墨画の基本は黒一色ですが、その作品の壮大さや奥深さ、奥行き感のある単色の不思議は魅力的です。
単色から繰り広げられる絵は、沢山の色を使った作品とは、一味も二味も違う魅力があります。
水墨画趣味を楽しみましょう。
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水墨画とは
水墨画とは、墨一色で墨の濃淡やぼかしで、色彩感覚や立体感を表現するとても魅力的な絵画の事です。
東洋絵画の一形式で日本などの東アジア文化圏で独特の発展をみせ、人物、動物、山川草木の森羅万象を描き出そうとしたものです。
基本的には、すべての形象が墨一式で表現される、抽象的や象徴的な絵画の事をいいます。
水墨画趣味
水墨画の特徴は、基本は単色で表現する絵画である事です。
絵画の多くは、色彩豊かな絵画がほとんどで、単色で表現をしている技法は多くはありません。
単色だから難しく、単色だから面白く、単色故の表現の仕方があって、その魅力は独特のものがあります。
墨一色の単色で表現出来る奥深さは、色彩画にはない魅力があり、また独特の技法もあるので、その奥深さを味わえます。
他の絵画であれば、色の使い分けで表現出来るところを、墨のぼかし、明暗、濃淡などで表現するところなどは、水墨画ならではの魅力です。
また、中国や古来の日本的な絵画が楽しめるのが水墨画です。
水墨画の魅力
水墨画の魅力は色々ありますが、実際に楽しんでる人は、どのように感じているのでしょう。
- 墨は一色ながら墨色は自在に変えられる
- 墨色のグラデーションは最高のハーモニー
- 墨色の素朴さ、深み、独特の存在感を感じる事ができる
- 墨の濃淡で一気に描いてしまう喜びがある
- 水墨画は線の芸術を感じる
- にじみやぼかしの独特の表現ができる
- 墨色と紙の白との絶妙なコントラストの美にあり
水墨画は、内に秘められた気迫を感じられるような、迫力や奥深さを感じられる独特の絵画です。
水墨画の楽しみ方
絵を描く趣味は、心が癒され、気持ちが豊かになりますし、身も心も若く健康に保つ秘訣でもあります。
水墨画は、その中でも大変面白くて、楽しい芸術です。
水墨画の基本は墨一色で表現し、墨の濃淡や明暗、ぼかしなどで表現するその作品の壮大さや奥深さ、奥行き感のある単色の不思議はとても魅力的です。
墨一色の表現で、その奥行き感や立体感、そして躍動感なども感じられます。
水墨画と聞くと少し古いイメージを持った人もいるでしょうが、実際の水墨画を見るとそんな事は一切無く、奥深い魅力を感じられます。
水墨画は天真爛漫に自由自在に描いて、表現をすれば良いともされています。つまり考えすぎずに、簡単なものから描けば良いだけの事です。
日本の四季に沿った花、動物、人物、行事、風景や仏像など、自分なりのテーマを持って簡単なものから初めて楽しみましょう。
水墨画の始め方
水墨画の始め方は、まずは道具がないと始めようがないので道具選びです。
筆・硯・墨・紙の四つを指して文房四宝と言いますが、この文房四宝と水・筆洗いがあれば最低限始めることはできます。
ただ、『取り合えずやってみよう!』だけなら書道の道具でも出来ますので、もし自宅に子供のでも書道の道具があれば初めてみましょう。
道具類が無い時は、揃えていきますが、いきなり全部を個別に揃えるのは大変なので、水墨画のセットなどから始めるのが手軽ではあります。
本格的にやるようになると、専用の用具が欲しくなっていくので、あくまで初心者用のものと理解して、始めるのが良いでしょう。
又、油絵や水彩画等とは違った技法や特長があり表現方法も少し異なる所もあるので、始めはある程度の基本が必要にもなります。
全くの独学では解らないので、教本や講座で習得したほうが良いでしょう。
独学ではなくもっとしっかりと学びたいと思ったら絵画教室に通うのも良いでしょう。
独特の運筆感覚は、実際の練習で身に付けて行く他はないので、あせらずに時間を掛けて練習していきましょう。
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